スペイン旅行5日目に突入:kantan:

:warning:今回の旅は、基本のツアーが、往復の飛行機とマドリッドとバルセロナそれぞれ2泊ずつのホテル、マドリッドとバルセロナ間の鉄道移動がついて減延泊可能と言う物でした。

旅の計画を立てる際、主人はスペインが初めてだったので、スペインツアースタンダードコースと言う事で、アンダルシアの三大都市、セビーリャ、コルドバ、グラナダは周りたいと思い、5日間延泊し、マドリッドとバルセロナ間の鉄道移動を放棄してグラナダから飛行機でバルセロナに移動することにしました:kantan:

ちなみに、グラナダ-バルセロナ間の飛行運賃は125€(二人分)ほどで、マドリッドとバルセロナ間の鉄道移動を放棄した分、2万円(二人分)の返金があったので、なんと飛行機の方が安いんですね:hottoshita:

で、迷ったのは5日延泊した分の配分をどうするか、なんですが。グラナダはweb上の情報やガイドブックの掲載ページの多さから言っても、ゆっくり3泊くらいはしたかったので、そうすると、あと2泊をどうするか セビーリャとコルドバ1泊ずつも考えなくはなかったのですが、荷物の移動を考えると憂鬱になり・・・コルドバは位置的にセビーリャとグラナダの中間(セビーリャ寄りではありますが)なので、コルドバに2泊してセビーリャには日帰りで行こうと言う結論になりました:kantan:

という訳で、この日、夕方にはグラナダに移動しなければならなかったので、ホテルをチェックアウトした後、荷物を預けてコルドバの市内観光をしました。

まずは、メスキータです。

:warning:メスキータは、なぜカテドラルでは無いのだろう?とふっと湧いた疑問。

:warning:メスキータはスペイン語でモスクと言う意味で、もともとは西ゴート王国の聖ビセンテ教会(つまりキリスト教)であったのが、バグダッドのアッバース朝により追放されたウマイヤ朝の領主がこの教会の半分をモスク(イスラム教寺院)にリフォームし、後に教会から全て買い取って塔を建てほとんど全てをモスクにしてしまった。それがカスティリャ王フェルナンド3世によるコルドバ征服で、キリスト教会に転用されて、その後レコンキスタでカルロス一世によりメスキータ内部をキリスト教の様式にリフォーム(?)したため、世界的にも他には例を見ないイスラム教とキリスト教の文化が交じり合う大建造物になってしまったのだとか:hiyaase:

なんだか、複雑な事情があったんですね。

こちらは、イスラム風

こちらはキリスト風

中庭は中立なのでしょうか?ここにもオレンジの樹が植えられてます。

ユダヤ人街と花の小道

そして、お昼時。この日は朝から曇っていて、今にも雨が降り出しそうなお天気でした。案の定、レストランで食事を始めた頃に、雨が降り始め・・・これ結構な大降りだったんですが、このエリアの雨はスコールみたいで、どどっと30~40分降り続いたかと思ったら、次は青空にお天道様もお目見えです:sun:

もう、こちらに来てから、お昼間のアルコールが当たり前状態になってます。帰国して体重計に乗るのがそろそろ恐ろしくなってきました:shock:

また、ガスパチョを頼んでしまいました。二日続けてはちょっとしつこかったかなぁ。。。でも美味しかった

こちらのメロンって原形はどんなん?って思うくらい大ぶりでした。きっと”へちま”のような形をしているんじゃないかと想像:ussissi:

さて、コルドバに別れを告げ、いざグラナダへ。

グラナダへはバスを使いました。所要時間は3時間程で運賃は、二人分で24€くらいです。(日本もスペインのバス会社見習ってほしいです。安い!)

:warning:途中、オリーブ畑が多くみられます。全体的に土地が乾燥してるようです。

グラナダのバスターミナルに到着した後、市バス33番でホテルに向かいました。:warning:ちなみに、グラナダの市バスって、停止ボタンはあるのに停止駅の表示も無いし、黙って乗ると誰も何も言ってくれません(コルドバの市バスは、一応電光の行き先表示板付いてました)。でも乗車時に運転手に行き先を告げておけば大丈夫。コロン大通りのカテドラル前で気がつかずにいたのですが、ちゃんと運転手も周りの人も教えてくれました。

グラナダで宿泊したホテルは、ロケーションを重視して、カテドラルから徒歩3分ほどのHusa Anacapri Hotel(三ツ星)です。部屋は狭かったけど、清潔でスタッフの対応も○ 何よりロケーションが良かったし、繁華街にありながら、お部屋は静かで過ごし易かったです。空港行きのバス乗り場からも2分くらいです。

無事、ホテルにチェックインして、お腹も空いたので、シャワーを浴びてから食事に行きました。ちなみに、グラナダ夏は猛暑と聞きますが、この時期、朝晩結構な冷え込みです。コルドバより寒かった。

食事はホテル近くのメソンに入りました:meal:

なんとなく入ったお店でしたが、大当り。安くて美味しい、ボリュームたっぷり過ぎ。どうして空いてるのかわからない:hatena:

最初カウンターに座ったのですが、ワインをボトルで頼んだら、店のスタッフにテーブル席をすすめられて移動。あと、トルティーヤが無料で付いてきました:uresi:

タコのサラダ。美味しい~:heart:

もう、最後は苦しくて、残すのは忍びなかったけど、Give up!

グラナダ初日の夜は、こうして更けていきました。

<つづく>

4日目は、旅の疲れが出ている頃だと思ったので、あえて予定を詰めていなかったのですが、せっかくここまで来てセビーリャに行かないのはどうかなぁと思い、彼と相談したところ、「行こう:kantan:」と言う事になり、駅に向いました。

しかし、この日は日曜日で、路線がお休みだったのか、待てど暮らせどバスが来ません:hiyaase:。あと10分待って来なかったら諦めてタクシーか徒歩で駅まで行こうと思っていたところで、バス停そばのアパートメントの住人が、「きょうはバス来ないよー」と教えてくれたので、徒歩で向うことにしたですが、コルドバのユダヤ人街はくねくねしていて、全く意図しないところにたどり着いてしまった:konwaku:ので、仕方なくタクシー使いました。(節約って言うより、タクシーに乗るのがちょっと怖かったもので・・・しかし、運転手の方、なかなかまじめそうで、怪しいこともせず駅まで連れてってくれました。運賃は5€。日本より安いようです。)

無事駅についたものの、renfeでチケットを調べたら、次の電車まで3時間くらい(きっと日曜日のせいだと思います)。:shock:

もう朝から波乱続きで、駅に来る前にも彼と険悪なムードになり、何度も諦めかけましたが、いじけていては何も始まらないので、バス便がないか駅の向いにあるバスターミナルに調べにいったら、丁度良い便がありました。:uresi:

バスだと電車より1時間くらい余計にかかりますが、3時間待つよりマシだし、renfeの駅からだとセビーリャのカテドラルまでは徒歩ではきついし、バスターミナルなら徒歩15分くらいで行けそうでした。

こうしてセビーリャに到着したら、もうお腹ペコペコ:onigiri:。しかしガイドに載っているレストランが見つけられず、パエリアとガスパチョのおいしそうな写真にひかれて、カテドラル付近にあったレストランに適当に入りました。Menu del diaは日曜だと少し割高になるみたいだけどセットの中のドリンクにビアも選べてお一人様14€くらいだったかな。ふらりと入ったレストランの割に内容よかったです。ガスパチョっておいしい~~:heart:

そしていよいよカテドラルへ。日曜日なので、開門は14:00~でした。時間前に行ったけど凄い行列でした。入るまでに30分くらいかかった感じです。:warning:

:warning:パティオにはオレンジの樹が植えられています。そういえばコルドバの街路樹にもメスキータのパティオにもオレンジが植林されています。気候的に育ち易いのでしょうか:hatena:どの樹にもオレンジがたわわに実っていて、落ちた実からとても良い匂いがします。(口の中酸っぱくなってきちゃうし:wink2:)

登りましたよ:kantan:、ヒラルダの塔

:warning:塔のてっぺんからみたセビーリャの街です。中央は闘牛場です。わたし、闘牛だけは怖くて:shock:みれないので、今回の旅ではパスさせていただきましたが。

コロンブスのお墓

カテドラルの周りには観光用の馬車がたくさん止まっていました。

コルドバに戻りディナーへ:meal:

この日のレストランは、EL CABALLO ROJO(エル・カバーリョ・ロホ)です。コルドバを代表する高級レストランとのことで、店内も味も上品でした。

カニとオレンジのサラダなんですけど、今までなかった感覚で美味しかったです:cat:

お魚はサーモン:hottoshita:

お肉はイベリコ豚です:umai:

この日のディナーが今回の旅で一番の贅沢でした。それでも二人で70€くらい:smile2:

<つづく>

3日目は、カスティーリャ地方の城塞都市セゴビアを観光した後、コルドバに移動しなければならなかったので、早朝ホテルをチェックアウト後、荷物を預けてチャマルティン駅へ。:kantan:

時間的にホテルの朝食を放棄するしかなかったので、駅中にあった開店したばかりのカフェでサンドイッチとコーヒー:coffee:を買って、Aveに乗り込みました。

ちなみに、アトーチャ駅の改札は、荷物検査から検札まで厳格に一人ひとりチェックされますが、チャマルティン駅は・・・もしかしたら早朝で、メトロからrenfeのホームが直通になっているからなのかもしれませんけど、メトロから行くと、検札がありません。はっきり言ってザルです:kantan: だって、到着駅でも、車内でも検札ありませんでしたし。しかし、全指定席なので立ってると怪しまれると思いますが。

メトロではなく、外からチャマルティン駅に来た人は、アトーチャ駅と同じように荷物検査も検札もあったようなのですが:hatena:

何か文句言われたら嫌なので、乗る前にAveの係員にE-ticketを見せましたが、検札と言うより、車両位置を確認してくれただけでした。:boke:

Aveが走り出してから30分程でセゴビア(Ave)駅に到着します。駅周辺にお店などほとんど無く、牧草地が広がっている辺境の駅と言う印象でした、しかしローマ水道橋行きのバス(11番)は結構な本数出ているので、そんなに不便を感じることも無く現地に到着できました。:hottoshita:

:warning:あと、セゴビアは観光に力を入れているのか?ローマ水道橋までのバスの料金が0.88€と他のエリアより格段に安かったのと、街に入ると日本語の標識があったり、アルカサルでは日本語のオーディオガイドなどあり、他のエリアより日本人対策が進んでいる感じがしました。

バスを降りると、すぐ水道橋がそびえてるって感じです:uresi: この水道橋紀元1世紀頃に造られたらしいのですが、現在でも水路として間接的に使用されています。

カテドラル

アルカサル。こちらは、白雪姫のお城のモデルだそうです。

城からは、街がよく見渡せます。

手入れが良く行き届いたパティオ

軽くランチした後、(二人で白ワインボトル一本空けて、”軽い”と言っていいのかどうか・・・)マヨール広場近くにあったお菓子屋さんでメレンゲパイを買って食べました。これ、すごく甘いの:kusho:

セゴビアからチャマルティンに戻り、ホテルで荷物を引き取ってからコルドバ行きのAveに乗るため、アトーチャ駅に急ぎました。

:warning:アトーチャからAveで約2時間半でコルドバに到着しました。改札を出て駅の向かい側にあるバスターミナルで、次なる目的地グラナダへのチケットを購入してから、市バス3番でこの日の宿 Hotel Maestreへ。San Fernando Streetバス停を降りるとホテルの看板がすぐ見えてきます。

Hotel Maestreは6月に予約したのですが、大変人気があり8月の終わりに日程変更しようとしたら、すでに満室で全く日にちをずらせなかったので変更するのを諦めました。そんなに人気なら泊まってみたいと思ったからです。日本人も多く利用しているようです:heart:

二つ星ホテルですが、スタッフは英語が通じるし、ツインを予約していたのに、実際泊まった部屋はアパートメント形式でリビングと寝室が別。簡易キッチンもついて、広くて快適でした。朝食もマドリッドの四ツ星ホテルと変わらない、あるいはそれ以上に美味しかったです。一つ難を言うなら、エレベーターが付いていなかったこと。別棟には付いていたのですが・・・:hiyaase:

そりゃ普段使っている、工夫をこらした美味しい食事を出してくれて温泉まで入れる日本のペンションとは比べられないけど、今回の旅で利用した他のHotelと比べれば人気があるのはうなづけます。:hottoshita:

宿にチェックインした時は、すでに19:00を廻っていたし、お腹も減ったので、シャワーを浴びて着替えて食事へ:meal:

レストランの名前は、CIRCULO TAURINO(シルクロ・タウリノ)。ガイドブックに掲載されていたお店ですが、観光客は私たちだけのようでした。地元の人達に愛されているレストランと言う印象です。

牛のテール煮(コルドバの名物料理)

これにパンがついて二人で40€前後だったと思います。食べ物はサラダと肉料理しか頼まなかったけど、一つ一つボリュームがあるので、二人で食べても十分足りました。ワインも美味しかった:wine:

<つづく>